29.10.13

Strasbourg ストラスブール - 遊覧船

Strasbourg, boat-tour
ストラスブールの遊覧船

この1時間10分のイル川クルーズ(遊覧船)は、ストラスブールに観光に行かれたら是非おすすめしたい!
個人的に、Colmarの遊覧ボートは、時間に余裕があれば・・・という感じだけれど、ストラスブールのは違う!


Strasbourg Boat-tour
遊覧船のチケット売り場
乗り場は、ストラスブール大聖堂から歩いてすぐ。
Le Palais Rohanの裏あたり。とにかく大聖堂からイル川に向かっていけば、すぐに分かると思う。

幾つか乗り場があるけれど、まずは”Tickets"と看板が出ている、赤塗りのボートでチケットを買う。
大人9.60€。子供と学生は5.20€。

前回のPostでご紹介したStrasbourg Passを使う場合、先にこちらでチケットに交換してもらう。
ただし、このパス、14-16時の間は無効なのでご注意を。パスの1番下に小さく明記されているし、私の場合そうだったように、パスを買う時に観光案内所の方が教えてくれるはず。

私が乗った10月は30分毎に出ていた。値段や運行時間など、最新の情報はBATORAMAのWebサイトでご確認を。

Strasbourg Boat-tour

比較的早めに乗船したので、「どちら側がオススメ?」と聞いたら、若いお兄さんから「ん~、両方。」と、そつのない返事が返ってきたのを覚えている。取りあえず私達は、ストラスブールの中心地になる中州側に座った。実際に乗ってみた感想・・・確かに大差はないかも。

先生に引率された、ドイツからの学生グループが2つ乗ってきて、ずいぶんと騒がしいクルーズとなったけど、どうせヘッドフォンして説明を聞いていたので、そんなに迷惑とも感じなかった。

そう、そう。ガイドはいろんな言語で聞くことができて、日本語もあり。


このクルーズ、ストラスブールの中心地を周りから見ることができて、現在も含めた歴史を知ることができる他に、もうひとつ興味深いものがある!それが、クルーズの途中に出てくる水門。

まず、水位の高い所へ行く為に通る水門。
ホントにギリギリの幅の狭い所に船が入ったところで水門を閉める。乗務員の方が外へ出て、ロープで船を固定する。その限られたスペースに高い方からどんどん 水が入ってきて、船がゆっくりと上がっていく。そして水位が十分に上がると、前の水門が開いて船が出て行く。

その間、周りにはギャラリーが沢山!上から見られてる立場だと、見せ物になってるような、ちょっと複雑な思いがないこともない。船を降りてから、プチ・フランスに向かう途中、私達も見学してきた。これ、船に乗って体験するのも楽しいし、その様子を陸から観察するのもまた面白い!両方おすすめ!

そして、後で逆に下がる箇所も出てくる。




音声ガイドを聞きながら、その昔ここで生活していた人達に思いを馳せているうちに、船は進んでいく。中州をぐるっと廻って、今のストラスブールを象徴する、欧州議会やarte(フランス語とドイツ語で、文化的なものというか、普通の民放や国営放送の番組とは毛色の違った映画などを放送しているテレビ局)の建物なども通る。

この遊覧船は本当によかった。ストラスブールの地理感も多少頭に入ると思うので、可能であれば、観光の初めの方に乗られることを、おすすめ!夏は屋根のないものが出ているみたいだから、日差しに気をつけて、風を受けながらの遊覧も気持ちがいいんじゃないだろか~。

さて、次は、歩いてみたストラスブールと、美味しいものについて!

20.10.13

Strasbourg ストラスブール - プチ情報と大聖堂

Strasbourg
ストラスブール

秋休み、Colmar近郊に住んでいる知人の所へ2泊して、アルザス地方を小旅行してきた。そのうち2日は初めてのストラスブール。ここではまず、ストラスブールのプチ情報と、1番初めに観光した大聖堂について。ちなみに最後の1日は、既に何度か行っていて大好きな、トゥルクアイム(Turckheim)・Maison Ferberのあるニーデルモルシュヴィル(Niedermorschwihr)コルマール(Colmar)へ行って来た。
Strasbourg Pass
Strasbourg Pass

美味しいものを食べること以外に、ストラスブールで是非やりたかったこと
1.遊覧船に乗ること
2.ストラスブール大聖堂の上まで登ること
3.大聖堂内にある、からくり天文時計を見ること

計算してみたら、他に美術館など行かないとしても以上の3つをこなすと、ストラスブールパスの元が取れる・・・というわけで、まずは大聖堂の横にある観光案内所でパスを購入。3日間有効で、大人が14,90€、子供が7,45€。(2013年10月)



Astronomical clock, strasbourg
からくり天文時計

この大聖堂の横にある観光案内所(9:00 am - 7:00 pm)
17 place de la Cathédrale, 67082 STRASBOURG
  
は、小さいけれど綺麗で、とても感じのいいお兄さんが応対してくれた。この方、少なくともフランス語・英語・ドイツ語がokだった。

遊覧船が無料になるのは、14-16時の間を除くこと、大聖堂内の天文時計見学は12時からの1回のみであることを説明してくれたので、時間的に、まずは天文時計の見学をすることに。

教えてくれた通り、正面から見て右側の入り口へ。この時間帯は、お金を払ってここから入った人以外は外に出されるらしい。

12時から、時計に向かって左横上のスクリーンで、天文時計の説明ビデオがフランス語・英語・ドイツ語で始まる。18mあるという、このからくり時計、下から見上げていると、首が痛くなってきた。暗かったので写真がよく撮れなかったんだけれど、細かく美しい装飾が施されていて、何といってもこのサイズだから圧巻だった。

そして12時半に、からくり人形が動き出す。鶏が3回鳴いたかな?からくり人形のパフォーマンスは確か5分位。対してビデオが20分以上。私は、これはストラスブールに来たら絶対にハズせないとは思わないけれど、時間に余裕があったら・・・という感じかな。

ストラスブール大聖堂内のステンドグラス達
だけど、大聖堂には是非立ち寄るべきだと思う。
天文時計のからくり人形が出てくる所を見たり、上まで登ったりしなければ無料だったと。 

私は、欧州での生活が長くなってきたせいもあると思うんだけれど、基本的に日本の神社やお寺の方が好き。宗教的にも、キリスト教徒でないことは明らかで、最近は聞かれたら仏教徒だと答えている位なので、こちらでどこかへ出かけても、教会類には実は興味がない。

そういう人間が感動というか感激というか、とにかく感銘を受けた。厳かな気持ちになる。外装のみならず、内装も細部に至る所まで本当に素晴らしい。高層ビルやCGと暮らす今を生きていても、この印象。当時の人々にとって、この大聖堂がどんな風に映っていたのか、ちょっと思いを巡らせてみたりしてしまった。

Strasbourg
ストラスブール大聖堂上からの景色

続いて、大聖堂の尖塔のふもとへ。これが入り口がわからず、聞きに観光案内所へ戻ったという。尖塔の場所が向かって左だから、そっちばかり探しちゃったのが敗因。天文時計見学と同じく正面右側の、手前の方にあった。

狭い階段を、ぐるぐる回って上へ上へ。日頃運動不足な人間には、332段はけっこう疲れた。後から登ってきたドイツ人青年に「お先にどうぞ。」して、ひ~ひ~言いながら頑張って登った。

残念ながら、私達が上に居た時、曇っていたので視界はあまりよくなかった。でも、とにかく登ってみたかったので満足~。登った時は必死だったので余裕がなかったけれど、降りる時は、大聖堂の屋根の装飾なんかも近くで観賞できたし、普通に足腰が丈夫な方には、おススメ。

ところで駐車場(路上ではなく立体駐車場)、ネットで事前調査したところ、川を挟んで内側と外側で、半日も停めると料金に違いが現れると思われた。1日目、試しに外側に停めたところ、不便を感じる距離ではなかったので、2日目も同じところを利用することに。参考までに、"Parking Austerlitz, Cour des Bœufs, 67000 Strasbourg" 遊覧船乗り場のすぐ近く。次回があるならば、またここを利用しようと思ってる。
ストラスブール

最後にストラスブールの地図を。

この地図から受ける印象よりも、町もイル川も小さい。バスやトラムなど使わなくても、徒歩で十分だと思う。私達は、駐車場から、町の風景を楽しんだり、お店を覗いたりしながら、旧市街(プチ・フランス)の方まで全て歩いて観光した。

それでは、お次はイル川の遊覧船についていきましょう♪これ、とってもオススメ!

16.10.13

Fullyの栗祭り

Fully フュリーの栗祭り

先週日曜日、Kanton Wallis(ヴァレー州)にあるFullyの栗祭り(今年は10月12,13日)に行ってきた。車で約2時間半の旅。Fullyという地名も、この栗祭りも、去年初めて知って、とっても行きたかったんだけれど、ちょうど里帰りとぶつかっていたので、今年こそと早めにネットでチェックして、楽しみにしてたのであった。

Fully
Fullyの村
小さな村だからだね、Webサイトに出ていた通り、会場から少し離れた場所に栗祭りの為の特設駐車場が用意されていた。NaviにFullyって入れて近くまで来ると、駐車場へ誘導する小さな標識が出てくる。駐車料金1台5フランで、会場へのシャトルバスは無料。

午前11時頃に着いたんだけれど、既にけっこうな数の車が停まっていた。列に並んで少し待って乗車。ちなみに、周りから聞こえてくるのはフランス語ばかりだった。



Fully
Fullyの栗焼き機
会場入り口でバスを降りると、何やら沢山の出店が出ていた。そして、何箇所かで写真のような、ちょっと独特の形をしたもので煙を出しながら焼き栗を焼いていた。焼き栗をフルーツもしくはチーズやハム、パンと一緒に食べるスタイルがここ流みたい。近くにはワインのスタンドが幾つも目に付いた。

私は、栗のパンとかケーキとかを楽しみにしていたんだけれど、栗祭りというわりには、出店は結局 、栗とは関係のないものがほとんどだった。栗のパンは試食してみたけど、特別なパンという感じではなく、栗のケーキというのも、外見が普通すぎて、所謂パウンドケーキの一切れに3フラン出して食べたいと思うものではなかったのでパス。これは、ちょっと予想外というか、私が勝手に栗祭りからイメージしていたものとは違ったので、正直かなり、がっかりだった。

Fully
屋台。ヴァレー州の旗があちこちに。
そう、出店は栗関係というよりも、食べ物に関して言えば、ヴァレー州のチーズやサラミが多かった。あとは、ラクレット屋さんも何軒かあって、チーズのにおいが漂っていた。

ここで、珍しい栗入りのサラミを発見。注意して噛むと、何となく栗の風味を感じるかも・・・って程度に小さな栗の欠けらが入ってる。栗が入っているからというより、試食したら、とにかくサラミのお肉が美味しかったので一本買ってきた♪

あと変わったところだと、焼き栗用のフライパンや、栗焼き機が売っていた。


Fudge
キャラメルファッジ


ぐるっと会場を回って、それじゃあレマン湖の畔に寄って、遅めのランチを取ろうかと思ったら、そこでお鍋で作ってるキャラメルファッジを見つけた。栗とは関係ないけど、試食したら美味しかったので、ひとつお買い上げ♪ このファッジは、スイスでは独語圏でも見るけれど、仏語圏の方がよりポピュラーなお菓子なんじゃないかと思う。

最後に、私の個人的な感想。

去年から本当に楽しみにしていたんだけど、2時間半かけてまた行くことはないかな。小さな村なのに、沢山の人が来ていたから、楽しい人には楽しいお祭りなんだと思う。


ただ、私が勝手に『栗祭り』からイメージしていたものとは違ったので、ん~~、近くにお住まいの方、ちょうどこの
辺りに旅行に来ている方が、他に予定もないし・・・という感じで行ってみるのはいいかな。特に
何時間もかけて行くことを、おススメはしない。

でも、珍しくて美味しい栗入りサラミが買えたし、とにかく一度行ってみたかったので、お天気もよかったし、楽しい一日でありました。

来年は、イタリア語圏のAsconaでの栗祭りに行ってみたいな~。だって栗大好き^^